物件の構造の種類
一戸建て、マンション、アパートにはどれも、どのような素材を使用し、そのような建て方をされたかという構造があります。
構造の種類には、木造、軽量鉄骨、RC造など様々なものがあります。
最近えは、木造住宅と聞くと古いイメージを浮かべてしまい耐久性の不安を感じる人も多いようです。
そこで、ここではこれから家を建てる際、気になる木造住宅のメリットとデメリットについて考えていきます。
木造住宅の工法
木造住宅にも工法があります。
木造軸組み工法と言われる在来工法とツーバイフォー工法という2種類です。
木造軸組み工法というのは柱や梁、桁などの部材で建物の骨組みを作っていく方法です。
設計の自由度が高く窓の大きなリビングをつくったり柱の少ない部屋をつくったりと開放的な空間を作りやすいです。
他の工法に比べて増改築をしやすく、壁を移動させやすいという特徴もあります。
それに対してツーバイフォー工法というのは壁で建物を構成していきます。
壁、床、天井という6面で家を構成させるので地震の衝撃を分散して受けられる耐久性が人気です。
また、気密性や断熱性も高いという点でも人気です。
木造住宅のメリット
木造住宅のメリットとして最も大きなことがコストです。
木造住宅は坪単価平均が50万円に対して軽量鉄骨やRC造では坪単価平均が70万円もかかります。
そのためトータルでの費用としてはかなりコストを下げることができます。
特に木造組み工法はプランの自由度も高いです。そのためさらにコストダウンしての建築が可能です。
また、家を建てた際もずっと同じ状態で住み続けることはできません。
家族が増えたり介護が必要になったり、バリアフリーにしたりといった場面では増改築やリフォームが必要です。
そういった際、工事をしやすいのは木造住宅でありコストも抑えやすいです。
実際に木造住宅と鉄筋コンクリート住宅を比較してみると、こういった増改築やリノベーションを行った場合外観のデザイン上の大きな違いは無くなります。
【木造住宅】
(画像)高い技術力が生み出す、木造3階建てアパート | 株式会社アミックス
【鉄筋コンクリート住宅】
(画像)学習院大学生の学生マンション<学生マンションドットコム>
耐震性についても、土台となる材木に高品質の国産の素材を使用することで丈夫な住宅を建てることができます。
それにより木造住宅の場合は内装も部分で木のぬくもりが感じられることが多いでしょう。
木造住宅のデメリット
木造住宅にもデメリットはあります。
木造組み工法の場合、職人さんの技術により物件の品質の差が大きく開くことがあります。
また、ほかの工法に比べると気密性や遮音性が低くなるので孫店での対策が必要にもなります。
ツーバイフォー工法のデメリットは開口部の位置に制限があるために大きな窓を作ることが難しいことです。
そして、壁の移動が難しいのでリノベーションの際に不具合が出ることもあります。
メリットがあればデメリットがあるのは当然のことです。
完璧なり理想通りの工法というのはなかなかありません。
そこで、コストや作っていきたい家の間取りや内装、将来的なライフプランなどを総合的に判断して自分たちに合っている工法を選ぶようにしましょう。