ダイエットで気になる体重
ダイエットをする際、多くの人はその指標として体重を掲げます。
体重は数値で出るので現状が把握しやすいですし、モチベーション維持にも役立ちます。
しかし、ダイエットをしている中で体重が標準体重に近づいていてもなかなか痩せているように感じられないということは少なくありません。
その際役に立つのが美容体重です。
ここでは美容体重がどういうものであるのか、そして計算の仕方を紹介していきます。
美容体重とは
美容体重というのはやせて美しい体を作るための一つの指標となるものです。
BMI指数が20となるもので、見た目の美しさやルックスを重視した体重のことでもあります。
美容体重を知るために大切なのがBMI指数です。
BMI指数というのはBody Mass Indexの略でボディマス指数とも言います。
これは人の肥満度を表すものであり、肥満の判断基準となる一つの指標です。
BMI指数は世界中で使われているものです。
しかし、肥満の判定基準は国によって違っています。
BMI指数の計算方法
BMI指数を計算するためには体重と身長を計測することが必要です。
体重と身長がわかれば簡単に計算することができます。
計算方法は体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)で求められます。
美容体重はBMI指数が20になる体重であり、日本人の標準体重は22になる体重です。
それに対してBMI指数が18になるのがシンデレラ体重、17になるのがモデル体重などとも言われています。
美容体重は理想の体重なのか
標準体重がありながら美容体重があるということに疑問を持つ人も少なくありません。
これは実際にダイエットをしてBMI指数が22になるとわかるのですが、標準体重というのは健康的には理想的な体重ですが意外とぽっちゃりとした印象の体型です。
そこで、健康上問題が無い数値の範囲内であり、なおかつ見た目に程よく痩せている美しくて健康的な理想の体重として美容体重があるのです。
とはいえ、美容体重というのは身長と体重のみで計測しているため脂肪や筋肉の量については全く計算をしていません。
そのため体重だけが美容体重になっていたとしても見た目が理想的な体形になっているとは限らないのです。
特に筋肉は脂肪よりも重いため筋肉が多い人は引き締まって見えるのに体重は美容体重からほど遠く、逆に美容体重で筋肉の少ない人は体全体がたるんでいるように見えることもあります。
また、BMI指数は高校生からシニアまで同じ計算で算出し年齢による違いは考えません。
年齢が違えば筋肉量も体内の水分量も違うので、同じ身長、体重、BMI数値でも年齢が違うと見た目にも違います。
そこでダイエットの際には美容体重を目指すことも重要ですが、ただ痩せようと食べる量を減らすのではなく、運動もうまく取り入れて理想的な体を作ることを意識しましょう。